名古屋で株式会社を設立するなら、税理士・社会保険労務士・司法書士・行政書士による総合支援窓口!創業融資・補助金申請にも対応の~起業シェルパ®名古屋~
本ブログは、「行政書士事務所」という「専門サービス業」の経営経験について、行政書士法人エベレスト代表社員野村篤司の実体験を通じて執筆するものです。本記事により、「行政書士事務所」はもちろん、税理士事務所・社会保険労務士事務所・司法書士事務所などの士業事務所を経営する方、もっと広く言えば、類似の「専門サービス業」の経営者にとって有益な情報になれば幸いです。なお記事更新は不定期となりますので、(あまり期待せずに)お待ち下さい!
本ブログは「行政書士開業ブログ」ですが、まずは「行政書士事業」をスタートするために必要不可欠な「行政書士試験の合格」について説明しなくてはなりません。当たり前ですね。なお、試験合格以外にも行政書士になる方法はあり、例えば「弁護士」「弁理士」「税理士」「公認会計士」に合格すること、一定の要件を満たす公務員たる地位で長年の経験を積むことです。しかし行政書士事務所の開業をしている方のほとんどは試験合格者ですので、行政書士試験の合格を目指すのが開業に向けた王道ルートとなります。
※本ブログをご覧いただいている試験合格者の中にも、いずれは行政書士事務所開業を予定している方もいらっしゃるかもしれません。まずは合格しないことには、最初の一歩を踏み出せないので、がむしゃらに頑張ってください。
まるで試験対策予備校みたいなテーマですが、実体験だけで言えば「1000時間」で合格できた事実があります。私の場合は、大学在学中2年生(受験時19歳)で一発合格していますが、学生だったために「勉強に集中できる時間があったこと」と「学内講座で試験対策が万全だったこと」があります。その年の5月上旬から受験対策講座がスタートし、大学の授業の合間には図書館で勉強に集中して「約6か月×30日×1日平均5時間(+αで直前期追い込み期間)」といった感じです。社会人で働きながら毎日少しの時間しか勉強できなかったり、「独学」の場合はさらに時間が必要になることはあきらかですので、個々の事情に合わせて判断頂ければと存じます。ちなみに合格した年は、試験制度改正があった「2006年度(平成18年)」で、その時の合格率は4.8%でした(現行試験制度で過去最低水準)。我ながらよく頑張ったと思っています。
結論から言うと、できません。行政書士には、「勤務行政書士」という制度がなく、また「行政書士法人」の社員(※株式会社でいう「取締役」のこと)は、(登録した)行政書士でなければならないとされています。「行政書士」を雇用したとしても、受任した業務は「行政書士」が自ら行わないといけない原則がありますので、雇用主である無資格者が業務を遂行できるわけではありません。
もっとも、例えば、「営業代行会社」等として集客部分だけを担い、行政書士を顧客にするサービスは可能です。ただ「行政書士事務所」を名乗ってはいけませんし、お客様に誤認させてもいけませんので、要注意です。
今回は「行政書士事務所開業」の大前提となる「資格取得」についてさらっと執筆しました。次回からは「行政書士の登録」について開設予定です。不定期更新ですので、気が向いたら更新します。お楽しみに!
名古屋市内の株式会社設立代行・起業相談なら『起業シェルパ®名古屋』へのお問合せ先:
☎052-583-8848
(統括:行政書士法人エベレスト 名古屋駅事務所)
住所: 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅五丁目3番6号 神谷ビル6階